
キッズ防災プログラムの目的
大災害、特に発災直後に子供たちが、自らの大切ないのちを守る力を身に着けるために
不可欠なトレーニングとは?
近年は、注目されている体験学習をベースに問題解決力を育むSTEM教育メソッドをこのプログラムの根幹にすえてプログラム設計、実施して参りました。
STEM教育とは、Science、Technology、Engineering、Mathematicsの頭文字を取った新しい理数教育をベースとした体験型実践教育メソッドです。
知識詰め込み型の教育による学力偏重主義への反省があるといわれています。
単に学力が高いだけでは、これからの時代を生き抜いていくのは難しい。
言うまでもなく、大災害発生時に答えの無い状況下で、
もし、子供たちが、子どもたちだけでいたら、自分で自分のいのちを守る
選択肢を見つけ出すことが出来るのか!
日々変化する現代社会に適応できる「21世紀型の人材」を育成するためにも、
第災害発生時という待ったなしの状況下で自身の能力を発揮できる、
このことは日常に潜むリスクを見破り、
それを乗り越える能力を養う学びの場として取り組んでいます。
キッズ防災プログラムの内容
防災講義
防災に関する知識事項を学習していただきます。「知識より意識」と言われていますが、何よりもまずは知識が優先です。それは、知識がなければ意識もできないからです。
当然知識だけでも、いざという時に全く役に立ちません。「知識と意識」両方を高める体験型防災講義を行います。
防災グッズの体験
せっかく非常に備えた防災用品も、いざというときに使えないのでは全く意味がありません。実際に防災用品を体験し、感じることで防災用品に対する理解を深めてもらいます。また、防災グッズから見えてくる災害の現実に深く気づいていく。
防災オリエンテーリングゲーミフィケーション(オリゲ―)

通称「オリゲー」。楽しみながら防災を学ぶことを目的とし、独自に開発しました。オリエンテーリングとゲーミフィケーション(防災リスクサーベイゲーム)を組み合わせた、今までにない新しい形の学習スタイルです。防災の要素が随所に散りばめられ、知識とチームワークでクリアしてもらいます。
いのちを守る野外炊飯
大震災でライフラインが寸断された場合を想定して、竈を使い自炊を体験してもらいます。ライフラインが閉ざされたらどんなに不便になるのか、いつも当たり前に食べている食事がいかにありがたいのか、これらを感じていただきます。

防災リスクサーベイゲーム
防災に必要なのは「想像力」です。それはなぜか。想像できない事に対して、有効に備えることは絶対にできないからです。身の回りでどういったことが起きるのか、そして、ほかの人はどのように考えるのか。いろんな人の考えを聞き、防災に関する想像力を伸ばします。
救命講習
子どもだから人の命は救えない。大人に任せておけば大丈夫。これは間違いです。正しい手法を使えれば、子どもでも十分に人の命を救うことができます。この救命講習では、「応急手当普及員」の資格保有者による救命講習(心肺蘇生法。AED使用法)に加え、「災害時の応急手当法」も学んでいただきます。
試験・・・訓練成果を見えるかします!
本プログラムの到達度確認として、学科試験「IMPJキッズ防災リーダー検定試験」を行います。
身に着けた生きる力を、可視化します。
助成について

当プログラムは「独立行政法人 国立青少年教育振興機構」の助成を受けました。
※ 実施の各回によって、開催の実施場所、期間、内容のが異なります。